前途は暗闇——足を止めろ ! 赤紫の日没が立ちはだかり 向い風、あおられる雨 道だって、道だってデコボコだぞ そこには縁なき, 言葉 そこには不快な噂 そこには不要な面接がある そこでは草も枯れ、燃えつきた その跡さえ読みとれぬ 暗闇の中だ そこでは堅固さの検証は格闘で 霜と狂った風がふく 心臓はリズムを間違え 鼓動が狂って鳴るぞ そこには縁なき言葉 そこには不快な噂 そこには不要な面接がある そこでは草も枯れ、燃えつきた その跡さえ読みとれぬ 暗闇の中だ そこでは音や色さえも別のもの でも俺にはどうだっていい どうしても必要なんだ、俺がその暗闇にいることが どうってことねえ——今に晴れるさ そこには縁なき言葉 そこには不快な噂 そこには不要な面接がある そこでは草も枯れ、燃えつきた その跡さえ読みとれぬ 暗闇の中だ
© 宮沢俊一. 翻訳, ?