俺は住んでいた、おっ母ぁやお父うと
アルバート通りに——ここもそうだといいが
ここは医療大隊で俺は
べットの上で全身包帯だらけ
俺たちに位って何だ、クラーワって何だ
看護婦さんでこの世のすべて ?
隣りが死んだ、右の奴が
左の隣りはまだ死なない
ある時—— 熱にうなされてか
そのお隣り、つまり左の奴が
急にこういった——おい、若いの !
おめぇは足がないぞ
どうしてだ ?そんなことねぇだろ
奴、冗談言ったんだよな
切りとるのは指だけだ
軍医さんがそう言ってたもの !
だがお隣りさん、左の奴
いつも笑って、いつも冗談
夜中に寝言いう時だって
いつも足のことばかり
からかいやがるんだ、立てねぇぞって
もう女房に会えねぇぞって
同志、見てみなよ
自分のことを脇からよって
俺が片輪じゃなかったら
べッ卜から降りられたら
奴の、つまり左の奴のよ
喉を噛み切ってやるんだが
看護婦のクラーワに頼んだよ
俺がどうなったか見せてくれって
もし隣りが生きていたら、右の奴がよ
本当のことを言ってくれたろうに
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